マルチブート環境の作成

Windows、Linux、Solarisなどの複数のOSを1台のPCで利用するには、デュアルブートやマルチブートにするか、仮想化ソフトウェアを利用するかになると思います。

今回は、ローカルPCに複数のOSをインストールする、デュアルブートやマルチブート環境の構築に付いて触れます。

 

WindowsとLinuxのデュアルブート環境

LinuxとWindowsとでのデュアルブート環境のディスクパーティション作成例です。

インストールする順番は、Windows、Linuxの順番で行い、OSの切替えにはLinuxに付属するブートローダ(grub)で行います。この場合、ブートローダはMBR領域(ハードディスクの先頭セクタ)にインストールします。

ここでは、Windowsは通常通りインストールしますが、これとは別に、WindowsとLinux両方から使えるパーティションをFAT32(VFAT)で1つ作成します。

Linuxのパーティションは単純に、”/”と”swap”の2つを作成します。

各パーティションのサイズはご自身の環境に合わせて、適時変更願います。

パーテション 領域タイプ デバイス 容量 フォーマット OS
第1パーティション 基本領域 /dev/sda1 100G NTFS Windwos
第2パーティション 基本領域 /dev/sda2 50G VFAT Win、Linux共用領域
第3パーティション 拡張パーティション /dev/sda3 20G
第1拡張パーティション /dev/sda4 18G lvm Linux /
第2拡張パーティション /dev/sda5 2G swap Linux Swap

 

インストール手順

1.Windowsをインストールします。ついでに、VFAT領域も作っておくといいでしょう。残った領域は未使用領域にしておいて構いません。

2.Linuxをインストールします。Linuxをインストールする時は、未使用領域を使用し拡張パーテションを作成して行います。

Windows、Linuxとも起動には、LinuxのGRUBを利用しますのでブートローダのGRUBはMBR領域に書き込みます。

 

GRUBの設定

最近のディストリビューションであれば、インストーラでWindowsを検知してGRUBに起動出来る設定を入れてくれると思いますが、念のため、デュアルブート時のgrub.confの設定例を記載しておきます。

Linux以外のOSは、ほぼ、chainloader +1で起動出来ます。

/boot/grub/grub.conf

default=0<---デフォルトの起動OSの指定、0から順番に指定
timeout=30<---grubのブートセレクト画面のタイムアウト時間(秒)
splashimage=(hd0,3)/grub/splash.xpm.gz
hiddenmenu

#Windows  <---/dev/sda1が"Windows"の場合 
title Windows
	rootnoverify (hd0,0)
	chainloader +1

#Linux
title CentOS (2.6.18-53.1.4.el5)
	root (hd0,3)
	kernel /vmlinuz-2.6.18-53.1.4.el5 ro root=/dev/VolGroup00/LogVol00
	initrd /initrd-2.6.18-53.1.4.el5.img

 

 

マルチブート環境

ハードディスクの容量が許せば、4つ5つOSをインストールする事が可能です。

ここでは、Windwos、Linux、Solarisをインストールする例を記載します。

各OSの起動には、Linux付属のブートローダであるGRUBを利用します。

なお、Solarisのブートローダは、拡張パーティションにあるOSを起動できませんので、Solaris自身を起動するためだけに利用します。

WindowsとSolarisは基本パーティションへ、Linuxは拡張パーティションにインストールします。

以下は、ディスク構成です。

パーテション 領域タイプ デバイス 容量 フォーマット OS
第1パーティション 基本領域 /dev/sda1 100G NTFS Windwos
第2パーティション 基本領域 /dev/sda2 50G solaris Solaris
第3パーティション 拡張パーティション /dev/sda3 20G
第1拡張パーティション /dev/sda4 18G lvm Linux /
第2拡張パーティション /dev/sda5 2G swap Linux Swap

 

インストール手順

1.Windowsをインストールします。残った領域は未使用領域にしておいて構いません。

2.Solarisをインストールします。が、Solarisをインストールするには、以下の注意点を先に参照してください。

注)Solarisをインストールするパーティションタイプは”82″なんですが、これはLinux Swapと同一のパーティションタイプになってしまいます。既にパーティションの設定が終わっている場合は、Solarisをインストールする前に、Linux swapのパーティションIDを一旦83(Linux)などに変更してください。

3.Linuxをインストールします。Linuxをインストールする時は、未使用領域を使用し拡張パーテションを作成して行います。

Windows、Solaris、Linuxとも、起動にはLinuxのGRUBを利用しますので、ブートローダのGRUBはMBR領域に書き込みます。

 

GRUBの設定

最近のディストリビューションであれば、インストーラでWindowsを検知してGRUBに起動出来る設定を入れてくれると思いますが、念のため、デュアルブート時のgrub.confの設定例を記載しておきます。

Linux以外のOSは、ほぼ、chainloader +1で起動出来ます。

/boot/grub/grub.conf

default=0<---デフォルトの起動OSの指定、0から順番に指定
timeout=30<---grubのブートセレクト画面のタイムアウト時間(秒)
splashimage=(hd0,3)/grub/splash.xpm.gz
hiddenmenu

#Windows  <---/dev/sda1が"Windows"の場合 
title Windows
	rootnoverify (hd0,0)
	chainloader +1

#Solaris  <---/dev/sda2が"Solaris"の場合 
title Solaris
	rootnoverify (hd0,1)
	chainloader +1

#Linux
title CentOS (2.6.18-53.1.4.el5)
	root (hd0,3)
	kernel /vmlinuz-2.6.18-53.1.4.el5 ro root=/dev/VolGroup00/LogVol00
	initrd /initrd-2.6.18-53.1.4.el5.img

Windwos、Linux x 2や、Windows、Solaris、FreeBSD、Linuxなど多数のマルチブート環境が作成出来ますが、大きな意味での注意点は、各OSの起動には、LinuxのGRUBを利用する(他のOSをchainloader +1でほぼ起動出来るはず)、利用するGRUBのOSは一番最後にインストールする。この辺りを押さえておけば、楽にマルチブート環境が作成出来ると思います。

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