Quotaの設定

RHELやCentOSでは、標準でディスクのQuotaを設定できます。

Quotaを設定することにより、ユーザーやグループでディスク利用量の制限を設定できます。

これにより、ディスク使用量を制限できディスク空き容量不足

複数のユーザーーが共同で利用するファイルサーバなどには、推奨の機能となります。

 

Quotaにで制限するデバイスと制限方法

Quotaを利用するデバイスは、パーティションタ単位で設定します。例えば、以下のようなパーティション構成のLinuxの場合、/ パーティションにQuotaを設定することが可能となります。

Filesystem Size Used Avail Use% マウント位置
/dev/mapper/vglvroot 36G 990M 33G 3% /
tmpfs 497M 0 497M 0% /dev/shm

 

Quotaの制限

1.ユーザーかグループに対して、ファイルシステム使用量もしくは、inode数で制限します。

2.制限容量に達した場合のロック方法も2種類あります。hard を超える書き込みは即座にエラーになり、soft を超えた場合は、予め決められた猶予期間後に書き込みがエラーになります。

 

 

Quotaの初期設定

Quotaを利用するには、LinuxでQuotaの初期設定を行う必要があります。

以下の手順で、LinuxでQuotaの初期設定をおこなってください。

 

/etc/fstab の設定

Quotaを利用するパーティションに、usrquota,grquota を追加

/dev/sda1 / ext3 defaults,usrquota,grpquota 1 1
tmpfs /dev/shm tmpfs defaults 0 0

 

パーティションのリマウント

設定したパーティションを以下のコマンドでリマウントします。

mount -o remount /

 

Quota の初期ファイルの作成

以下のコマンドでQuota 管理用のファイルを作成します。

/sbin/quotacheck -mcug /

初期化が終了すると、以下2つのファイルが作成されます。

/aquota.user
/aquota.group

 

Quotaの初期化

以下のコマンドでQuotaを初期化します。

/sbin/quotacheck -avugm

移行、aquota.useraquota.group ファイルにQuota情報が更新されていきます。

 

Quotaの起動

最後に、Quota を有効にします。

/sbin/quotaon -vaug

 

 

Quota設定

OS側の準備が出来ましたので、実際に、ユーザーやグループに対してQuotaを設定していきます。

soft と hard  でリミットを使い分ける場合は、それぞれの設定を行う前に猶予期間の設定を行います。

 

猶予期間の設定

猶予期間を設定するには、以下のコマンドを実行します。

/usr/sbin/edquota -t

 

コマンドを実行すると以下設定内容が表示されますので、適時設定を行います。設定は、ファイルサイズがオーバーした場合と、Inodeがオーバーした場合とで別々に設定する必要があります。

なお、デフォルト設定は、7days になっていると思います。

Grace period before enforcing soft limits for users:
Time units may be: days, hours, minutes, or seconds
 Filesystem       Block grace period       Inode grace period
 /dev/sda1        7days                    7days

期間指定では、日[days] , 時間[hours] , 分[minutes] , 秒[seconds] が利用可能です。

 

 Quota設定で利用する主なコマンド

ユーザーのQuotaを設定する

/usr/sbin/edquota -u UserID

 

グロープのQuotaを設定する

/usr/sbin/edquota -g GourpID

 

 Quotaの状況一覧を表示する

/usr/sbin/repquota -auvg

 

自分のQuota状況を確認する

/usr/bin/quota

 

指定ユーザーのQuota状況を確認する

/usr/bin/quota -u UserID

 

指定グループのQuota状況を確認する

/usr/bin/quota -g GroupID

 

 

設定例

実際に、ユーザー:hoge にQuotaを設定する例を示します。

/usr/sbin/edquota -u hoge

 

表示された設定画面で、ディスク利用量でのsoft or hard とInodeでのsoftとhardを設定します。

ここでは、ディスク利用量に、soft と hard のリミットを設定します。なお、設定値 0 は無制限です。

Disk quotas for user hoge (uid 1000):
 Filesystem blocks  soft     hard      inodes soft hard
 /dev/sda1  19374   1000000  2000000   172    0    0

 

設定値は1blockで1KBですので、ここでは、softに1GBのリミットを、hardに2GBを設定しました。

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